現代、私たちは好むと好まざるに関わらず生まれた時から様々な機械に囲まれ、そ
の中で生活を営んでいます。私たちの機械に対する思いは、自然な暮らしに反するも
のといった単純な物ではなく。憧れと嫌悪の入り交じった複雑な物となっています。
そんな機械と、そこから生まれる音ををテーマにしたキネティックな彫刻とパ
フォーマンスを制作している山宮隆。しかしその作品は、空間的、時間的に限定され
た中での発表であり、運良くその場に居合わせた人でなければ体験する事ができませ
ん。
それではもったいないので今回、山宮隆は自らの作品について、記録ビデオの鑑賞
を交えてゆっくり解説しようと思います。